ガラス窓がある住まいを設計することがあります。
木枠に薄いガラス、
木造校舎の窓のような室内窓。
なぜかそういう家庭に限って
元気に暴れまわる男の子たちがいたりするのですが
ガラスを割ったなんて聞かないから不思議です。
元気に遊びながら(暴れまわりながら?笑)
ちゃんと危険を避けてます。
振り返ると自分もそうだったかもしれません。
ガラスや障子、紙のふすま、
どのくらいなら、壊れない、破れない、当たらない
とるべき距離感が自然と身につきました。
学校建築で有名な「象設計集団」の創設メンバー富田玲子さんは、
著書「小さな建築」のなかで、
子どものころに自分より弱いものが身の回りにある環境は大切。と、
実際の設計事例をあげて紹介されています。
弱いものというのは、紙であったり木であったり
自分の力で簡単に傷つくもののことです。
ペットを育てるというのもこれにあたるのでしょう。
弱いものに対する接し方を学ぶことで
優しい気持ちや思いやりといったものを
身につけることができるのだと思います。
そのとおり、先ほどのガラス窓の子どもたちは
ケンカはしますけど、手加減を知ってます。
たたかれたら痛いということを知ってます。
ワンパクで元気です。
その子たちのお母さん、どこか楽しそうです。